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ソフトウェア開発でのツールの導入について

 最近つくづく感じているが、トレーサビリティ管理ツール・テスト自動化ツール・課題管理ツールといった、ソフトウェア開発を支援するツールを導入する際は、程度は多種多様なもののプロセス改善も要求されるということ。
 例えばツール導入によって新しいタスクを取り込む場合は、当然その運用プロセスやツールのバリデーションプロセスが必要になる。さらに開発プロセスを支援するようなツールを導入する際は、ツールを開発プロセス改善のコンサルのように扱い、ツールに合わせてプロセスを改善・テーラリングしないと、導入効果が得られないと感じる。
 例えばDOORSのような開発プロセスのトレーサビリティ管理ツールを導入するならば、各アクティビティごとにトレーサビリティ管理が適切か確認するプロセスバリデーションが要求される。さらにトレーサビリティが取りやすいような定義手法・設計手法の導入や、トレーサビリティ管理を破綻させないような変更管理プロセスの整備なんかも要求される。


 ツールの導入については「ツールを購入してとりあえず使ってみれば終わり」みたいな考え方をよく見る。ただツール導入を支えるプロセスが欠落していると十分な費用対効果を得られないだろうし、下手したら手間とコストばかりかかって効率が落ちるなんてこともあると思う。
 何らかの改善でコンサルを利用する際に、コンサルはアドバイスを与えるのが中心で、現場での実際の改善改善は現場の人間が当事者として進めることが多い。ツールはいわばそこでのコンサルのようなもので、「ツールは指針を与えるものであり、現場の人間はその指針に基づいてプロセスや環境を改善させていく」といった考え方は、ツールを効果的に活用するために重要だと感じる。