理由を明文化するとかえって破られるケース

 開発プロセスの構築で難しく感じていることの1つなのですが、ある決まり事を守らせるためにその存在理由を明記すると、かえってその決まり事を破る人が出てくる、ということがありますね。

 分かりにくいので例えを出すと、「ここで球技は禁止」という決まり事を守らせるために、理由をつけて「近所の迷惑になるからここで球技は禁止」と書くと、「近所の迷惑にならないようにすれば球技で遊んでいい」みたいな人が出てくる、ということです。


 こういう問題に対しては条件をもっと数多く明記すれば良いのですが、実際問題、プロセスの手順書や仕様書として明記できる文章には量に限界があります。また本質から離れた(細々とした)要素を沢山混ぜてしまうと、それを守らせるのが難しくなるとという問題もあります。


 特に、現状の自分のような強権的な手段がとれない、人事的な権限を持たない人間にとっては、相手に納得してもらうしか手段がないわけですから、これが非常に悩ましい課題となってきます。
 そうした状況下では状態では決まり事の設定に権威のある人を巻き込んだり、決まり事の設定にその対象となる人の同意をなるべく多くとったり、日頃の人間関係に気をつけたりする必要があるのですが、やはり間接的だからというか、単に能力不足だからというか、なかなか効果が分からず、自分としても苦心している状態です。