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Doxygen開発参加&オープンソースの位置づけ

ソフトウェア開発 日々の雑記

 常用していることもあって、最近Doxygenにコードを提供する機会があった。結果、コードはコミットに反映されることになり、更に担当者が不在とのことでDoxygenローカライズの担当をいただけることになった。

 これに関しては、純粋に嬉しく思っている(社名を出せないことが多く肩書きに困る場面が少なくないので)。が、Doxygenは割としっかりしていて普及も進んでいるOSSだと感じていただけに、意外な人不足というか、あっさりとした意思決定のプロセスに拍子抜けを感じた。

 ただ改めて見渡すと、メディアで紹介されるなどされている知名度の高いOSSでも、似たような状態になっている所が多い。
 多数の開発者が安定的に支援しているプロジェクトはまれで、ほとんどはプロジェクトリーダーやマネージャ個人の精力的な活動か、ユーザーからの指摘・パッチ提供に支えられて成り立っている状態に見える。中にはサクラエディタ(コードの著作権が未設定でライセンスが適用できていない状態)のように、問題を抱えたままのプロジェクトもちらほら存在する。

 こうした中で感じたのが、OSSという肩書きは、導入の免罪符にはならない、ということ。
 メーカーでは責任の所在などを理由にして、OSSは工程に導入できない、という立場を取っているところが多い(自分も最近苦慮している)が、その点を考慮すると自然な考えといえるかもしれない。
 そういった環境では「OSSはソフトウェアを提供してもらうのではなくて、コードを提供してもらうもの」というアプローチの転換が必要になるかもしれない。