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2012年振り返り

 少し遅れたけれど2012年の振り返り。

まとめ

講演・発表

  • JaSST'12 Tokyoにて「破パート」でVOTDDについて講演
  • TDDカンファレンスにて「恐怖のFragile Tests問題」と題して、Fragle TestsについてのLT
  • WACATE2012夏にて「組合せテスト設計はじめの一歩」「実践!組合せテスト設計」と題して、組み合わせテスト設計やテストプロセスについて講義
  • とちぎテストの会議にて、プロジェクトリスクのマネジメントについて講演
  • Ultimate Agilist Tokyoにて、「テストを支える。テストを育てる。」と題して、テスト-プロセスやテスト戦略について講演
  • その他、読書会等で諸々解説等を行う。

執筆

研究や検討

  • AFFORDDカンファレンス2012にて「T型マトリクスを用いたXDDPとテストプロセスの接続」と題した発表(共同)。
  • ASTERのテスト設計コンテストにWACATE実行委員有志で出場。
    • おもに担当は単機能テストで、テスト条件のモデリングやテスト設計を意識した構造化モデリングなどをやった。
    • 何とか本選まで行けたが、作りかけを提出するという不本意な結果になってしまった。その原因は技術力というより、スケジューリングを含むマネジメントの問題に寄るものが大きかっただけに大変悔しい。
    • 来年も出場できればと思ってる。

その他

  • TDD Boot Camp大阪1.0、TDD Boot Camp大阪2.0にて、C/C++のTDDのTAやコーチングを担当
  • JUnit実践入門」「実践テスト駆動開発」の校正や翻訳校正協力
    • 2冊とも名著で、校正作業の中でしっかり読みこなせたのは幸運だった。おまけとして、前者では副題の命名を、後者では賛辞執筆をさせて頂いた。
  • 勉強会やイベントは2泊、3泊と連泊して参加するものが多かったのが記憶に残る。

所感

 今年は後半に大きな決断をする機会があったが、それについて深く迷っている中でプライベートの大きなトラブルが重なり、精神的にパフォーマンスが一気に落ちることになった。特に社外活動のパフォーマンス低下が顕著で、例えばその期間中で頑張って出したアウトプットも満足できないものが多かったと思う。メンタル面の強さや、本当に重要なものに注力するトリアージの思考の重要性を思い知らされた。

 なおその大きな決断に関わることだけれど、今年は、"何もないところでゼロベースで導入・運用できる"という意味で「ちゃんとこの技術は自分の実力になっているだろうか」と自問することが多かった。
 というのも、「知っている」を「できる」にするのは相当大変だし、「整備されている環境でできる」を「ゼロベースでもできる」にするのも知識や経験がいる。ただ限られた時間での講演やトレーニングでは、「知っているだけ」「整備されている環境でできるだけ」のレベルの技術でもアウトプットできてしまう。そして、そうした実力面を試みずにアウトプットばかりしていると、「できる」「ゼロベースでもできる」レベルに達していないのに技術に熟練している・精通していると錯覚させられるリスクがあると思う。
 今回、決断により、自分が扱ってきた技術を現場で広く実践して示す環境に身を置くことになった。そこで振り返ってみると、自分もその錯覚した状態に陥りがちだったと自覚させられた。今年は地に足をつけて勉強と実践を進めて行きたいと思う。

 なお今年も、勉強させて頂いたり、機会を頂いたりと本当に様々な方々にお世話になった。30歳を目前にしてもかなり学びや経験を積めた一年になったが、その起点のほとんどは人とのコミュニケーションだった。これからもお世話になった方々に感謝の気持ちを忘れないようにしたい。