テストアーキテクティングをテーマに登壇

先週、JaSST東海というイベントで「テストを導くためのテストアーキテクチャの組み立て方」と題して登壇させていただきました。

テストを導くためのテストアーキテクチャの組み立て方/cetam - Speaker Deck

内容は、システムテスト/結合テスト/ユニットテスト、あるいは自動テスト/手動テストなど、開発ライフサイクルの全てのテスト活動の戦略立て・方針立てを行うアプローチについてです。

元々、その全体のテストの戦略立てや設計を手掛ける機会が度々あり、アプローチや考え方を明文化できればと考えていました。丁度そのテーマでセッション担当を依頼いただき、登壇に至りました。お声がけいただいた委員の方には深く感謝しています。

内容は、自分が経験してきたことをベースに組み立てました。大きなプロジェクトにてテスト全体を対象とした戦略立てや設計を手掛けると、様々な人たちとすり合わせをして、様々な担当者・有識者と連携・協力しながら、継続的に作り込んでいく必要があります。そうした苦労点に基づいて、連携と継続的洗練をメインテーマにしています。
現在テストアーキテクチャ設計については、テスト観点分析とテストコンテナ設計を中心としたアプローチが日本で主流となっています。それとはフォーカスする部分が少しずれた内容となっていますが、その主流を補強するものとして役に立てればと考えています。

なおDevOps、継続的デリバリ、アジャイルが代表例ですが、様々なテスト活動を連動させたデプロイメントパイプライン、開発プロセスを洗練させ、より高度なアジリティや価値創造を実現する開発アプローチは、需要がどんどん高まっています。今や、それを上手く実現することは、現代的な開発の付帯条件であると考えています。
その実現手段として、アーキテクティングという、設計技術を活用して要求を実行手段に変換するアプローチを活用するのは、有望な選択肢だと考えています。

聴講いただいた方・資料を見ていただいた方の何かしらの助けになれば幸いです。