6/11の雑記

Spartan/μClinux基板の組み込みLinuxデバイスドライバ開発を勉強。ラウンドロビン式のリッチなOSのためか処理が不安定に重く、信号レベルで時間精度を確保できない。色々工夫しているうちに、FPGAで作ったものより設計ははるかに複雑になり、しかも安定した早さも実現できなかった。リアルタイム処理ではFPGAの方が作りやすい。
リアルタイム性の要求が弱い開発ならば選択の余地がある。ただし勉強対象の画像処理エンジンだとソフトウェアは処理スピードが足りず、選択の余地がない。カメラは激しい高画素化ブームなので、高速化の要望は今後さらに厳しいものになりそうだ。
一方で、リッチなネットワーク機能やデバイス対応機能、複雑なアルゴリズムはソフトウェアでないと実現が難しくなる。回路・ソフトウェア両面で様々な組み込み技術を身に着けて、うまく組み合わせるアーキテクトの能力が重要なのだと痛感している。