最近、Software Design 2月号にて、シフトレフトテストの解説記事を執筆する機会をいただきました。
シフトテストレフトは、シフトレフトの一種で、「テスト対象を動かして動的にテストするタイミングをなるべく早く設けよう」というアプローチです。
対象を動かす動的なテストでは、単に「動的なふるまいを確認できる」というものに収まらない、多数の知見が得られます。例えば「企画書では魅力的だったけど、動かしてみると微妙」「数値上の開発進捗と比べて品質が全然作りこまれていない」「競合プロダクトとの競争が厳しいものになりそう」といった感覚的な知見がその一つです。
シフトレフトテストは、そうした動的なテストのフィードバックをなるべく多く、なるべく適切なタイミングで得られるように、プロセスやマネジメント、技術の工夫を行います。
ソフトウェア開発の当事者ならば広く有益な考え方ですので、手に取って一読いただけると幸いです。